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男勝りの立花誾千代

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■男勝りの立花誾千代

 戦国時代は、勇敢で戦争上手な武将が多く活躍しましたが、その中でも九州の立花宗茂(むなしげ)は、「西国無双(西日本に並ぶものがいないほど強い)」とされていました。
 その宗茂の妻が、立花誾千代(ぎんちよ)です。
 この誾千代。本人にも、その勇敢さを伝えるエピソードに事欠かないのですが、一族も勇敢でした。
 まず、父親が、戸次道雪。雷神の生まれ変わりと言われたほどに勇猛な武将で、雷に打たれ下半身不随になるのですが、その後は輿に乗って、敵と戦いました。
 そして、夫となった宗茂はもちろん、その父の髙橋鑑種(あきたね)も、勇猛で知られた武将でした。
 このような家で育った誾千代自身も、様々な逸話を持っています。
 まず、父である道雪は、後継ぎがいなかったため、娘である誾千代に跡を継がせます。これが苦し紛れでなかったことは、たとえば、夫である宗茂が出陣して留守にするとき、本拠地を守る役割を男性の家来ではなく、誾千代にさせていたことでもわかります。
 また、誾千代は50人ぐらいの女性に戦闘訓練し、戦争では真っ先に敵に攻撃していたとも言われます。
 さらに、誾千代の人となりを伝えるエピソードとして、豊臣秀吉とのものがあります。
 無類の女好きであった秀吉は、勇敢で、かつ美人だと評判だった誾千代を手に入れようと画策します。
 夫である宗茂が、戦争で留守の間を狙って、誾千代を呼びつけ、自分のものにしようとしたのです。
 天下人とは思えない、せこい話ですね。
 この時、危険があると悟った誾千代は、侍女に鉄砲で武装させ、自分自身は鎧を着て秀吉の元に行きました。この様子を見て、さすがの秀吉も、誾千代を自分のものにすることをあきらめた、と言われています。
 さすがに、これらのエピソードは後世の創作と言われていますが、こういった逸話を数々持つ誾千代は、現在でもさまざまンゲームなどで取り上げられ、戦国時代の勇ましい姫の一人として、高い人気を誇っています。